パレスチナ紛争と帰還

 

主はモーセに仰せられた。「パロのもとに行って言え。主はこう仰せられます。『わたしの民を行かせ、彼らにわたしに仕えさせるようにせよ。 』 (出エジプト記8章1節)

 

モーセが「わが民を去らせよ」とイスラエルの民の解放をパロに宣言した時に何が起こったでしょうか?

さらに苦難が増し加わり、イスラエルの人夫がしら達は「これは悪いことになった」(出エジプト5:19)と思いました。

たしかに毎日のニュースを見ればイスラエルの状況(紛争)は、最近ますます悪化しているように見えます。そんな状況を見る時、「今、イスラエルに帰るのは時ではない」と考え、帰還を助ける事を躊躇する方がいる事と思います。もしそうならば帰還を妨げる暗闇の力は本当にうまく働いていると言えます。

この時イスラエルに苦難が増したのは主の御心から外れたからでしょうか。そうではありません。確かにモーセ達は主の御心の真中にいました。このときのイスラエルの苦難は産みの苦しみでした。

エベネゼル緊急基金の働きを理解する為には、この働きは人から出たものではなく神の懐から出たという事を知らねばなりません。主の御心はイスラエルの復活であり暗闇の力は、それをとどめたいのです。

もし人間的に考えて働きを始めるのに最も不適切な時があったとしたら、湾岸戦争の時だったでしょう。しかし驚く事にその時、主は創始者のシェラー師に「今こそ私の民を連れ戻す時である」と語られ、エベネゼル緊急基金は始まりました。

それゆえ私達は目に見える状況によってではなく、神の計画に従ってこの働きを進めていきます。

私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。(エペソ6:12)

 

航空機による帰還 オデッサ港から遠い内陸部や東部からは飛行機が使われます。この場合の渡航費についてはイスラエル政府が負担しています。

 

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