2006年9月にエルサレムにおいて各国の代表者集会が開催されました。大会の寸前までヒズボラによるカチューシャ・ロケットの攻撃にさらされておりましたが、そんな中でエベネゼル緊急基金の22カ国の代表者とミニストリーのリーダー達がエルサレムに集結いたしました。集会は一週間開催され互いに親交と一致を深めました。

 

世界同日とりなしの祈りの報告 

私たちがディアスポラ(離散)からのアリア(帰還)のために祈ろうと園の墓を訪れたのは9月15日金曜日のことでした。園の墓とは旧市街の城壁のすぐ北側の頭蓋骨に見える崖がありイエスが十字架につけられ葬られ蘇った場所だと言う説があるところです。

その時確かにエルサレムと国々で同じことが行われていると感じていました。各地のとりなし手達もそのような一体感を感じられていたという報告をあちらこちらから聞いています


出航を喜ぶアリアたち

園で私たちは聖餐式を行い各国の代表者たちは、御言葉を宣言してから園の小さな一画に石を置きました。日本から持っていった石は、あるとりなし手が北海道の海岸で見つけた石です。この石はその方の手から私の8歳の娘にプレゼントされたもので、私がエルサレムでの預言的行動に石が必要であることを知った娘が私にプレゼントしたものです。

この石を私に渡すときに娘は「この石は特別な石で表面が白っぽいつるつるの石だけど、水にぬれると透明感のある美しい色に変わる。」と説明して実際に目の前で石を濡らして見せてくれました。


オデッサ駅・荷物を運搬するボランティア達

 

そして、その言葉は預言的な意味を持つことになったのです。

園の墓でのとりなしの時にも、同様に、実際に水を振掛け美しい色に変わったこの石を示しながら、エゼキエル36章24−26節を宣言しました。

エゼキエル36:24-26)わたしはあなたがたを諸国の民の間から連れ出しすべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行く。わたしがきよい水をあなたがたの上に振りかけるその時、あなたがたはすべての汚れからきよめられる。わたしはすべての偶像の汚れからあなたがたをきよめ、あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。

確かに主はユダヤ人の救いのために大きな計画を持っています。それを実現させる重要な部分にアリア(帰還)があります。

彼らが約束の地に戻るときに主が聖い水を振りかける。すなわち救いを与えるという約束があるからです。

以前ニュースレターのレポートでお伝えした5月にアウシュビッツで行われた祈りの時に祈られた石を旧ソ連からの代表者が持ってきていました。その石もまたそこに置かれました。私たちは、この祈りの行動が、来るべき出エジプトを見つめる私達がそれぞれの国から「いのちに至る聖なる道のアリア」への準備であるということを証する行為として認識したのです。

 

 

 

 

強制収容所へユダヤ人を移送するのに

使われた車両。ヤド・バシェム(ホロ

コースト記念館)敷地内に展示

 

 

アウシュビッツは死への大路でしたが、この地に、イエスがよみがえったこの場所で、命の大路が作られることを宣言しました。

 

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