貧困

ソ連邦崩壊後の経済破綻によって多くの人たちは経済的困窮にあえいでいます。若者も失業し、老人達も年金の受け取りが滞っています。シベリアのような北部地方においてはさらに困難があります。冬の間はマイナス40度以下の気温に加えて、旧式の暖房機が壊れてしまっている事も珍しくありません。たとえ壊れていなくても燃料が圧倒的に不足しています。街の地区の全部の家を一つのボイラーで暖めるような大掛かりな暖房装置はうまく機能している場合はよいのですが、いったん壊れてしまった場合はさらに厄介です。大掛かりな暖房装置の場合、時として温度の調節が出来なかったり、いったん停止させた場合、2度と暖める事ができない事もあります。その場合は燃料の浪費か凍死かを選択せねばならない状況に陥ってしまいます。 

それに加えて、近年さらに反ユダヤ主義が台頭してきており、街中の至るところに反ユダヤ主義の落書きを見つけます。それゆえ私達は一刻も早くこの脱出の働きを進めねばなりません。

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