帰還者数が減少するほど増していくその真の意義

現在帰還者達が減少していることは、一見ミニストリーの衰退に見えます。
しかし、実際にはその反対で、本質的に目をとめるならエベネゼルの働きの意義がどんどん増していることがわかります。

というのも、以前は、ただロシアでの生活苦や、迫害から抜け出したくてイスラエルに帰還する人達も大勢いました。

しかし現在どういった人達が帰還しているのでしょうか?それは困難をもかえりみず、聖書の言葉から神の意思を受け取り、霊が奮い立たされた信仰の勇士達が集められているのです。彼らのほとんどはイエス・キリストをまだ知らないかもしれません。しかし、彼らが神によって御言葉を通じて心を動かされた人達であるなら、彼らは将来イスラエルで起こる民族的救いの時に大いに用いられる神の器となることでしょう。北の国で活躍するボランティア達がしているのは、単に書類の手続きや人道的援助物資を与えることではなく、まさに聖書の言葉から彼らの信仰を奮い立たせているのです。

ですから私達は量ではなく質に目を留めていかねばなりません。現在の帰還者達は御言葉に対して本物の信仰を持った人達だからです。